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人心一新 私たちの挑戦が新しい未来を創る
(公社)宿毛青年会議所 
2021年度 理事長所信 
 
第57代理事長 西山 敏明


はじめに
 
 世界規模で甚大な影響を与えている新型コロナウイルス。社会的、経済的危機を巻き起こし、緊急事態宣言発令という未だ経験したことのない事態を前に、今まで当たり前と思っていたことが当たり前でなくなってしまったこの時代。私たちの地域にも大きな影響を与え、今までのような日常を取り戻すことは困難であるのかもしれません。しかし、その苦境の中でも家族、地域、生業のため日々先の見えない課題と向き合わなければならないのです。
 そして、私たち宿毛青年会議所も大きな影響を受け、想い描くような事業が展開できない日々が続き、もどかしさを抱きながら活動してきました。こんな時代だからこそ、今までの価値観とは違う新しい価値観が求められているのではないでしょうか。改めて青年会議所本来の姿を明確にし、一人ひとりが考え行動することが必要であり、地域に生きる青年として責任と気概を持ち、青年会議所活動を展開して参ります。
 いつの時代も青年が声を上げ挑戦することで新しい未来を創ることができると信じています。

新たな未来を切り拓く青少年の育成  
  新型コロナウイルスの影響により目まぐるしく変化する日常の中、学校や教育委員会が抱えている課題も多くあります。学校教育の遅れや各行事の中止など、学校全体が教育スケジュールの見直しに追われ、当たり前だった日常が変わり不安と戸惑いを感じている子供たちも多くいます。また、不要不急の外出規制や新しい生活様式に伴い、家族と過ごす時間が増え、家族間でのコミュニケーションが活発になった家庭がある一方、子供だけで家にいることが多くなった家庭もあり、各家庭によって子供と向き合う時間に差が生まれていることも問題として挙げられ、日常の変化により想い描くような教育ができていないのが現実です。こんな時こそ大人が子供に寄り添い、日常の有難さや郷土愛、人とのつながりの大切さ、他人を想いやる道徳心を学べる機会を提供していかなければならないのです。    
 今日まで私たち青年会議所は、学校や家庭では学ぶことのできない教育の場を提供し続けて来た団体でもあり、これから先どのような教育が求められているのか模索し、今の時代に合った事業を展開することで、新たな未来を切り拓けるような青少年の育成に取り組んで参ります。

イノベーションによる地域活性化への取組 
 令和に入り平成の不況から景気が上向いてきた矢先、新型コロナウイルスが私たちの住む地域にも社会的、経済的影響を与え続け、これまでの日常が失われ誰もが不安を感じながら、家族、地域、生業のため日々努めています。しかし、その苦境の中でも新しい発想で、家族や人とのつながりを深め、地域での取り組みに尽力している方や、新たに事業転換することで業績を上げている企業も多くあります。一人ひとりが創造者であることを自覚し、それぞれの地域に合った運動を展開することでイノベーションを巻き起こし、地域を活性化していくことが今からの時代に必要です。だからこそ私たち青年会議所は、地域に生きる青年経済人の責任として、まちづくりに向き合い地域に根差し続けてきた団体でもあり、多くの仲間や、行政、各団体との交流、情報交換することで新たなイノベーションを巻き起こす大きなチャンスだと確信し、これからの時代と地域に合った事業を展開して参ります。

会員拡大の取組
 
  私は、青年会議所メンバーの減少は地域の活力低下につながると考えます。なぜならば、明るい豊かな社会実現のため尽力し、より地域に根差した活動を展開し続けてきた団体だからです。私は2009年に宿毛青年会議所に入会しましたが、当時50名近く居たメンバーも現在では約半数となっています。これは宿毛青年会議所だけではなく、近隣の青年会議所においても同じことが言えます。人口減少、次世代を担う若者の減少、企業の後継者不足だけではなく、私たちの事業の魅力、人材の魅力の発信不足もメンバー減少要因の一つかもしれません。 JCしかないと言われた時代から、JCもある時代とよく耳にします。しかし、これまで先輩方が築き上げ発信してきた活動が地域に力を与え、青年会議所を地域になくてはならない組織としたのです。だからこそ私たちがJAYCEEであることに自信と誇りを持ち、青年会議所の事業や人材の魅力を広く周知することで、私たちと同じ志を持ち、共に地域に根差した活動ができる多くの人材を発掘し、会員拡大につなげて参ります。

幡多JCの連携  
   幡多JCと名前を改め、公益社団法人宿毛青年会議所と一般社団法人中村青年会議所、2つの青年会議所が存在する幡多地域となりました。昨年は新型コロナウイルスの影響により想うような運動や連携がとれない中、お互いが地域のため今自分達に何ができるのか、青年会議所として何を求められているのか模索しながら活動をして参りました。また、幡多JC合同での活動もできない日々が続きましたが、今年は、一般社団法人中村青年会議所と新たに締結式を執り行うことで、絆を深め、お互いが唯一無二の存在となれるような関係を構築して参ります。さらには、一般社団法人中村青年会議所が主管する高知ブロック大会が四万十市で開催されます。高知ブロック内から多くのメンバーが集い、幡多地域の魅力を広く発信する場でもあり、宿毛青年会議所も他人事ではなく、同じ幡多JCの仲間として何ができるのか考え、協力、連携し、幡多地域の活性化に寄与できるよう取り組んで参ります。

市民祭宿毛まつりへの出向
 昨年は新型コロナウイルスの影響により市民祭宿毛まつりが中止となり、たくさんの方々から励ましや「楽しみにしていたのに残念だ。」との声を掛けていただき、改めて祭りの必要性や、地域活力の根源となっていたことに気付かされました。しかし、今後は今までと同じような開催は困難になることは想像がつき、先輩方が築き上げ継承してきた祭りを守りながら、新たな祭りのかたちを考えなければならないという課題も抱えています。また、多くの企業や団体の協賛により開催している祭りでもあり、開催に向けたご理解とご協力をいただかなければならないという課題も抱えています。この課題を打破するべく、本年も宿毛青年会議所は市民祭宿毛まつり実行委員会に出向し、行政や関係諸団体と連携し知恵を出し合いながら、新しい市民祭宿毛まつりを構築して参ります。

高知ブロック協議会への出向・支援
 高知ブロック協議会は、日本青年会議所、四国地区協議会とも連携しており、各地青年会議所とのパイプ役としても大きな役割を担っています。また、高知県内における各LOMとの交流の場を提供する無くてはならない組織でもあり、多くのメンバーと出会い、事業や情報を共有し、お互いの意識を高めることで自己成長につなげることができます。そして、その成長は各地域にとって無くてはならない財産となるのです。しかし、現在では全国で最もメンバーの少ないブロック協議会となってしまいました。数は力とも言われますが、少ない人数でも高知ブロック内の各LOMと連携、協力し合うことで他ブロック協議会に負けない大きな運動を発信できると考えます。宿毛青年会議所も多くのメンバーを高知ブロック協議会へ出向し、支援して参ります。

結びに
  基本理念を「人心一新」とさせていただきました。この意味は、人々の気持ちを新たにする。民衆が新しい気持ちになるような政策や改革を行うこと。というものです。 新型コロナウイルスの影響により、想像もつかない未来に何を考え行動していかなければならないのでしょうか。閉塞感を感じながら日々を過ごされている方も多くいらっしゃるかと思います。このような時代だからこそ、まずは自分自身も一新しなければなりません。新たな気持ちをもって行動し、さらには私たち宿毛青年会議所が、地域住民の気持ちが新しくなるような改革を行い、運動を発信し続けていくことで地域に新たな風を巻き起こすことができるのです。
  困難や矛盾のある所には必ず新たな発想の機会があり、それらを克服し向き合う所にイノベーションが生み出されると信じています。

一緒にこの困難に立ち向かい、明るい豊かな未来を築いていきましょう。


「私たちの挑戦が新しい未来を創る」



 



































事業計画
1.
新たな未来を切り拓く青少年の育成
2.
イノベーションによる
地域活性化への取組
3.
会員拡大の取組
4.
幡多JCの連携
5.
市民祭宿毛まつりへの出向
6.
高知ブロック協議会への出向・支援
基本理念
人心一新
~私たちの挑戦が
新しい未来を創る~






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